暗闇の空に青みが感じられるようになると、もう夜明けはすぐです。
そして、空は刻一刻と明るさを増し、木々に覆われた山は暗闇の世界から光の世界へと変化します。
夜景撮影では、夕暮れ時と共にこの夜明け前の時間が、光の変化に溢れた写真撮影が出来ますので、楽しい時間といえます。
しかし、一枚撮影して次の撮影に取り掛かる頃には、どんどんと明るさが増しますので、撮影が難しい時間ともいえるのです。
下の2枚は、1分違いで撮影したものです。
現場に近い感じは下の写真ですが、青みが強い上の写真は、早朝の感じがより強調されているように思います。
こうなると個人的な好みの世界になりますが、早朝の時間帯は、微妙な光加減なので、ほんのちょっとしたことで雰囲気のまるで違う写真に変化するのが、とても面白いです。
おもしろいですね!
わずか1分でこんなに違うんですね!
私はコンデジのオートフォーカスに任せっきりですが、
露出やシャッタースピードをちゃんと自分で設定して撮影する方などは、
この刻々と変化していく条件を意識できるのかもしれませんね。
実はシャッタースピートの他に、ISO設定とホワイトバランスを変更していますので、これだけ違いのある絵になりました。
元々光が少ない時間帯なので、ちょっとしたことで雰囲気が大きく変化するのが夜景撮影の面白いところです。
日の出や日の入りの時間帯は、見る見るうちに明るさが変化しますので、これをどうやって撮影しようかと思案するのが楽しいですね。
そのためか、夜間登山でも空の色の変化や、闇の黒さの変化には敏感になります。