葛城山から見える大和の街の夜景 (名入り)

昼間は霞んで見えている景色も、太陽が沈み闇に包まれると、街の灯りで驚くほど遠くまで見通せるのが夜景観賞の魅力の一つです。

目の前に広がる夜景を眺めるだけでも感動しますが、その光を発する場所が分かると、より感動が深まることでしょう。

例えると、登山をして山頂から目の前に見える山の名前か分かるのと分からないのとでは大違いでしょう?

そんな訳で、葛城山から見える大和の夜景に駅名や著名な施設名を印してみました。

これを見ると、位置関係が良く分かるのではないでしょか。

大和の街の夜景で位置関係を探って行くには、特徴のある畝傍山を起点にするのが分かりやすいと思います。

画像をクリックすると、1280×856ピクセルの画像に拡大します。

大和の夜景(名入り)

※駅や施設の位置関係は大体正確だと思いますが、多少のずれはご勘弁を。 もし全く違ってたら教えてください。

画面左側の木々に隠れながらカーブしている光の曲線の所は、五位堂。

その上は広陵町で、大和御所道路の奥が田原本町だと思うのですが、葛城山から離れているのと、町の光がまばらなので特定が難しいんですよ。

葛城山山頂から見る日の出

明日の早朝の夜景撮影に備えて、午後9時過ぎに夜景撮影を終えてテントに戻った。

しかし、普段ならこんな時間に就寝することはないのと、先程までの夜景の美しさに興奮してか、全然眠くならない。

眠そうになった頃、頭上では飛来してくる飛行機のエンジン音が下界よりも大きく聞こえて目が覚める

考えてみたら、「下界よりも約950m飛行機に近いから当然だな」などと考えているから全然眠くならない。

そうこうしているうちにいつの間にか眠り、午前3時半頃に起床する。

辺りはまだ真っ暗だ。

でも、夜の時間が短いこの時期なので早々に朝食のカップラーメンを作って食べるが、食べ終わる頃にはテントの外はうっすらと白み始めてきた。

午前4時15分頃、早朝の葛城山で撮影を開始する。

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午前4時17分

濃紺の空には三日月が輝き、東の稜線の上空はオレンジ色に染まり始めている。

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葛城山は東西南北に開けているのでどの方角も楽しめますが、東側の斜面が切り立っている関係で、奈良の街並みが際立って美しく見えます。

午前4時23分

撮影開始から僅か6分で空はどんどん明るくなってきた。

それに伴い街の光が消されていくようだ。

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視線を北に向ける。

光と闇の境目がどんどんと西へ移動していく。

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北の方向を見ると、こちらはまた夜の世界といった感じ。

同じ場所に立っているのに、視線の方向を変えるだけで、シャッタースピートを数秒遅く調整しなければならない。

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また視線を東の空に戻すと、オレンジ色の光が明るさを増している。

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南の方を見ると、濃紺の空に金剛山の稜線が美しいラインを描いている。

同じ時間でも、見る方向を変わると、これほど明るさに違いがあるんですね。

こういう楽しみ方が出来るのが、山頂が開けている葛城山の特徴です。

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いよいよ東の空が明るくなり、太陽が間もなく顔を出すだろう。

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思わず、 キタ━(゚∀゚)━!! と言う感じ。

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地球の自転速度が感じられるほど、ぐんぐん太陽が昇って行く。

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太陽が完全に顔を出した。

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なんとも美しい光景です。

夜景撮影は何度もしていますが、朝日を見るのは数えるほどなので、この日の朝日は心に沁み入ります。

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太陽の高度少し上がっただけでもう直視は出来ないほど輝きを増して、大和の街を照らしています。

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午前5時13分。

白樺食堂の入り口から丁度朝日が見えます。

ということは、葛城高原ロッジの東側の部屋に宿泊すると、毎朝、朝日で真っ赤に染まるのでしょうね。

なんとも贅沢な目覚めでしょう。

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朝日の撮影も終わり、テントを片付けて下山します。

午前6時7分。下山途中の東のテイクオフに立ち寄り、この日最後の撮影。

すっかり眩しい太陽。

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昨日の登りは夕日に照らされた登山道でしたが、今朝の下山は朝日に照らされた登山道でした。

夕暮れの登山は、いくらライトの装備があるとはいっても、なんとなく寂しさを感じますが、朝日を浴びながらの登山は、反対に元気が湧き出るような気がするのが不思議です。

おまけ

元旦に御来光を拝むには、金剛山よりも葛城山の方が圧倒的に有利です。

山頂が広いので、朝早くから場所取りをする必要が要りません。

また、太陽が大和の街を照らしてゆく様子は、葛城山でしか味わえないでしょう。

葛城山山頂から見える夜景

ゴールデンウィークも残り二日となり、怠け心を奮い立たせて水越峠に車を走らせた。

昼間の長い季節とはいっても午後6時近くとなると駐車場は一台も車がなかったが、峠の頂上付近にはまた数台車が残っていて、金剛山からまだ下山途中の人がいるようだ。

日差しに赤みが増してきた午後6時8分に登山開始。

葛城山へダイトレルートで登ると荷物の軽い日帰りでもしんどいのに、今回はテン泊道具を背負っているのでなを辛い。

所々に差し込む夕日が登山道を赤く染めて、夕暮れ独特の美しい眺めが広がっているが、そんな風景を楽しむ余裕もなく、一人気合いを入れながら急坂を登って行く。

行程の3/4ぐらいに差し掛かったあたりだろうか、上から初老の男性が一人下山してきた。

この時点で午後6時55分。

男性はライトを所持しているとのことだったが、こんな時間に下山してくる人と出会うとは思わなかった。

もっとも、その男性にしてもこんな時間に登って来る人がいるとは思わなかっただろう。

お互い「気をつけて」と挨拶をしてそれぞれの行程に戻った。

午後7時を過ぎ、周囲はまだ明るさを残しているのでライトを点灯させても微妙に見え辛い。

木の根に足をひっかけないように注意しながら登り、午後7時17分、東のテイクオフというパラグライダーやハンググライダーが飛び立つ場所に到着。

この場所からの夜景を撮影したくて、昼間に登っていたのが2012/01/10

思った通りの素晴らしい眺めが目の前に広がっている。

重い荷物を背負って登ってきた甲斐があった。

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視線を右にやると、309号線と24号線が交わる室の交差点が見える。

309号線の光の帯が奥に続いているのは、吉野、十津川方面からの帰宅だろう。

よく見ると、あちこちの道路は車のライトが連なり、一本の光の筋となっている。

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東のテイクオフでの撮影を終え、ツツジ園を登ると、やっと葛城山山頂に到着。

西の空の残照もあと僅かとなって、辺りはすっかり暗くなっている。

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湧出岳にある展望塔の光が一際輝いている。

あの場所から夜景撮影をしたいと思い、金剛山展望塔保存会の御所市に問い合わせをしたら、当然のように断られたことがあったな・・・

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ゴールデンウィーク期間なので、宿泊客が大勢いるのだろうか?

食堂で食事をしている人は、こんな時間に登って来た人を見てびっくりしているだろうな。

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今で早朝登山で来たときは真っ暗だったのに、ロッジに宿泊客がいるときは街灯が灯されるようだ。

おかげで、この道はヘッドライトがなくても歩けるほど明るい。

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トイレ前。

照明が点灯しない状態を知っていると、まるで別世界。

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白樺食堂前

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まっすぐ進むとロープウェイ山上駅

キャンプ場はこの道を左に進んだ所にある。

このとき午後8時頃。

まさか先客が4組もいるとは思わなかった。

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テントの設営も終わり、本格的に葛城山山頂の夜景撮影を始める。

まずはおなじみの、葛城山山頂前。

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上の場所から金剛山を見る。

葛城山山頂は木々がなく開けているので、大阪や奈良の街の灯りが降り注ぎ、ライトがなくても行動できるほど明るい。

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葛城高原ロッジの向こうに見える夜景は、かもきみの湯がある辺りだろう。

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左に視線を移動すると、美しい奈良の夜景が広がっている。

画面中央にある畝傍山のシルエットが良く分かる。

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白樺食堂の方を見る。

遊歩道の街灯が点灯しているので、とても明るい。

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大気汚染監視のサイトでは、この日はPM2.5の濃度がやや多いということだったので、展望はあまり期待していたなかったが、思った以上に輝く街が見れた。

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左に画面を移動していく。

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北北東を向く。

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ほぼ北を向く

右は奈良県で左は大阪府

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左日視線を移す。

奈良とは圧倒的に光の量が違う。

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大阪市中心部から大阪湾対岸の神戸まで見える。

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大阪南部の町並みと関西空港まで一望できる。

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淡路島と、明石海峡大橋の夜景が見れなかったのは残念。

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望遠にしてみる。

南海高野線の三日市町駅だろうか。

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こちらにあるS字状の道路は、南阪奈道路。

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こちらは奈良県の、大和高田バイパスと橿原バイパスの交差点付近。

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いつまでも夜景を眺めていたいものだけど、明日は夜明け前の撮影があるので、ここで撮影を中止してテントに戻る。

つづく