金剛山で見える星空

大阪と奈良という大都市に挟まれた金剛山ですが、夜になると驚くほど多くの星を見ることができます。
田舎に行けばもっと星が多く見れるのかもしれませんが、大阪に住んでいる身としては、これでも十分驚きです。

千早本道登山口の駐車場へ降り立つと、「ここは大阪か?」と思えるほど沢山の星が目に飛び込んできます。

夜空がきれに見える天候のときは、夜間登山の道中が明るく感じます。
木々の隙間からは大阪の夜景が見えますし、空には星が見えます。
月が出ていると、木漏れ日ならぬ木漏れ月の光が登山道を照らして、植林帯がほとんどの金剛山でもずいぶんと明るく感じます。

でも、月が明るいと却って気味が悪く感じる時もありますが。

金剛山山頂まで登れば上空を遮るものが少なくなるので、星の光と街の光で明るく感じます。

ここは本当の金剛山山頂である葛木神社。
階段がこのまま天空にまで通じているような錯覚さえ覚える星空。


杉の大木に囲まれた境内の上空は、満天の星空です。

ただし、大都会に隣接する金剛山なので、満点の星空は上空だけ。

つまり、真上だけが満点の星空なんですね。

国見城址広場から西の方角を見ると、真上には無数にあった星がほとんど見えなくなります。

それはなぜか。

御覧の通り、街の光が強すぎて空が明るいことが原因ですね。

ただ、考えようによっては、金剛山は満点の星空と大都会の夜景が一つの場所で楽しめる希有な場所かもしれません。

9月24日 早朝登山

ずいぶんと久しぶりの早朝登山だった。
記録を見てみると、最近早朝登山をしたのが4月10日。
いや、この日は金剛山山頂に到着したのが午前6時40分と遅いので、普段のような早朝登山は1月16日以来、約8か月ぶりだった。

なかなか休みが取れない日々を過ごしていたので、日々ランニングで金剛登山のために体力作りに励んでいた。
そのせいか、久しぶりに千早本道を登っても疲れが少ない気がする。
だが、気を良くして前半に飛ばすと、後半メロメロになるのは何回も経験しているので、淡々とペースを刻むように登ると、
いつもの13kgぐらいの荷物を背負って50分で金剛山山頂に到着した。
体はずいぶんと余裕があるのは、やはりランニングをしているおかげだろう。

午前5時、国見城址広場から大阪の夜景を見る。
雲がなく空気が澄み、美しい夜景が広がっている。
ふと、北西の上空に光る点が移動しているのが見えた。
飛行機か?
いや、あれは国際宇宙ステーションISSだ。
何回も見ているので、間違いないだろう。


※帰宅してから調べると、国際宇宙ステーションISSでした。

※画面右上の線のように見えるのがISSの軌跡です。
自宅前や葛城山山頂でこのISSを見たことはあるが、金剛山では初めてだったので、想像してた通りの構図に感動しました。

この日は遠くまで見通せる絶好の気象条件だったので、ズームレンズの200mm側で撮影をした。
まずは真正面に見える、PLの塔とその周囲。


PLの塔の上は阪和自動車道が横切り、画面の上は大阪市住之江区周辺になり、さらには、大阪南港を超えて西宮港が見えます。

次は、堺泉北道路 助松ジャンクション周辺を狙います。


助松ジャンクションの下は栂・美木多あたりになり、港は左から、阪九フェリーの発着する堺泉大津港、高石市の石油コンビナート群が見えます。

大阪湾に浮かぶ船の光がポツポツと見えて、対岸は左から、明石市街、須磨、神戸の街並みが見えます、

次は関西空港を狙ってみます。


画面手前は、阪和自動車道の岸和田和泉インターの周辺になります。
そして関西空港の手前は、画面左からリンクゲートタワーが写り、泉佐野市から貝塚市の街並みが見えます。
関西空港の対岸に光は、淡路島の津名あたりになります。

最後の写真は、画面手前が河内長野市だとおもうのですが、どのあたりが写っているのかさっぱりわかりません。


画面真ん中が泉北光明池線の終点、和泉中央駅から光明池間で、画面上が岸和田市から忠岡町あたりだと思います。

このようにズームレンズで拡大した夜景を見ると、身近な街の風景も新鮮ではないでしょうか。

9月24・25日 金剛山でテン泊

7月16・17日に続き3回目のテン泊を実行。
この日は早朝登山をしてから仕事をしていたのだが、すこぶる天気が良かったので、 仕事が終わってからテン泊することに決定。

テントやら寝袋をザックに詰め込み、途中のスーパーで夜食と朝食を買って金剛山に向かう。
千早本道から登り始めたのは午後9時20分。
駐車場には車もなく、こんな時間には誰もいません。

これが午前9時20分なら人がいっぱいだろうなと思いつつ登って行く。
さすがに、テントと寝袋とマットと食糧が追加されたザックは重く、それに 輪をかけるように、三脚とデジ一が重い。

急いでも仕方のない時間なので、ゆっくりと登っているせいか、5合目あたりから 寒さが増してきた。新しくできたあずま屋の腰掛にザックを一旦下し、腰に結んでいた上着を着る。
5合目からは、大阪の夜景がチラチラと見ながら登るのだが、夏に生い茂った木々の葉が 視界を遮るので、この季節はまだ展望はよろしくない。
しかし、もう少し季節が進むと、落葉が始まっていよいよ夜景を楽しむ時期となる。

荷物全部で20kgほどあるのでゆっくりと登り、1時間10分で山頂の捺印所前に到着。


着替えを済ませて国見城址広場に向かうと、テントが一つある。
まさか先客がいらしたとは・・・
午後10時30分を過ぎた時間からテント設営だからな・・・
お騒がせをしてしまった。

※左側のテントが夜登のものです。

テント設営が終わってからトイレ前に移動して、ベンチで遅い夜食にする。
夜食はカップ麺のどん兵衛。
しかし、これは失敗だった。
夜食と朝食用に持ってきた水500ml全部使ってしまった。
売店で売っているカップヌードルは、こういうことも考えての選択だったことを実感。
しかも、どん兵衛の大盛りだったことも失敗に輪をかけてしまった。

夜食が終わり、午後11時前から夜景撮影を始める。
国見城址広場からは、大阪から神戸にかけて美しい夜景が広がっている。
空には星が無数に見える。
やっぱり金剛山から見る夜景は素敵だな~と幸せ気分一杯。

国見城址広場で撮影をして、北側に移って関空から飛び立つ飛行機を撮影する。


その後葛木神社横のブナ林で撮影をして、国見城址広場に戻ると、時間はもう午前1時前。
ここでテントに入り、仮眠をとる。

午前4時半の目覚ましが鳴る前に、大勢の人が登って来た声で目覚める。
二十歳そこそこと思われる若いグループが、目の前に広がる夜景に感動しているようだ。

うん、君達運がいいよ。
何回も登ってるおっちゃんでも、こんなにきれいな夜景はめったに見れないからね。
と心の中で思いながらテントを片付ける。そうこうしていると、早朝登山の人達も続々と登って来られた。
雑談をしているうちに、午前5時40分のラジオ体操の時間になったので混ぜてもらう。

いつものメロディーが流れて、体を動かす準備をしていると、
「金剛登山皆さん、おはようございます」との声が。(多分こう言ってたと思う)
えぇ~。
なんで~。
朝から衝撃でした。

ラジオ体操なんていらんだろうと思っていたけれど、おっさんになった今では、
この運動が心地いいように感じるようになった。
体操が終わると午前6時前だ。
皆さん捺印所前に並んでいる。

私は朝食にレトルトのカレーとご飯を温める準備をする。
しかし、水は前日全部使ってしまったので、売店前の自動販売機で水を買うハメに。
あぁ、もったいない。

朝食が終わって片付けを終えると午前7時前になっていた。
早朝に金剛山山頂でゆっくりするのは気持ちがいいもんだ。
空が徐々に明るくなるに連れて街の光はポツポツと消えていく。


あたりがすっかり明るくなる頃には、ナイトハイクも終わりだ。
千早本道で下山し、駐車場の着く頃には、すっかり太陽が顔を出していた。