ハクキンカイロのベンジン臭を軽減するには?

ハクキンカイロを使用していると、燃料であるベンジン臭が気になる。

ハクキンカイロの発熱原理は、ハクキンカイロ株式会社のサイトから引用すると、

気化したベンジンがプラチナの接触作用により「炭酸ガスと水」に分解され、そのとき発生する酸化熱を応用した、環境にとても優しい、安全でクリーンなハイテクカイロです。

とあります。

気化したベンジンが触媒のガラス繊維と接触すると酸化作用が発生するわけで、触媒のガラス繊維に気化したベンジンが接触することなく、ガラス繊維とガラス繊維の隙間を通り抜けると、気化したベンジンが大気中に放出されることになります。

これがハクキンカイロを使っているとベンジン臭がする原因なんでしょうね。

ということは、触媒のガラス繊維に気化したベンジンが触れる面積を増やしてやれば、大気中に放出されるベンジンが少なくなり、結果としてベンジン臭が軽減されるのではと考えた。

では、気化したベンジンが触媒のガラス繊維に触れる面積を増やすにはどうしたらいいだろうか?

最も簡単な方法は、換え火口を購入してその中のガラス繊維を既存のハクキンカイロに追加すればいいだろうと単純に考えてみた。

早速、換え火口1個を用意する。

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火口を拡大。

触媒のガラス繊維が綿状なのは、気化したベンジンと酸素が混合しやすいからだろう。

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火口を裏返す。

仕切り板の開口部分で気化したガスの流量を制御しているので、この大きさがノウハウの一つだと思う。

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火口を分解する。

真ん中の綿状のものが、触媒となる白金が含まれたガラス繊維。

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このガラス繊維を二つに分解する。

分解する方法は、綿なので手で引っ剥がすだけの作業。

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二つに分けた触媒のガラス繊維を、使用中のハクキンカイロの火口に追加する。

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使用中のハクキンカイロの火口を分解する。

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分解した火口に半分にした触媒のガラス繊維を詰め込む。

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ガラス繊維を押える役目の仕切り板を取り付ける。

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これで触媒の量が1.5倍に増えたことになり、その分気化したベンジンが触媒に接触する面積も増えることになる。

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触媒の量を1.5倍に増やしたので発生する熱量も増えることになるから、ハクキンカイロ本体がより々熱くなって燃費も悪くなるはずだ。

さて、肝心のベンジン臭がどうなったのか?

実際のところ、ようわかりませんわ。(´д`)

注意 : 改造は自己判断です。当方は一切の責を負いません。

火口の発熱の様子は 冬山と普段の御供にハクキンカイロ(2013/01/15 at 9:18 PM)を参照してください。

※長時間撮影での撮影なので、実際に赤く見えることはありません。

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アイゼンの寿命

金剛登山を始めた当初に購入した、6本爪のアイゼンが壊れた。

構造的にベルト部分が先に壊れると思いきや、金属プレート本体が金属疲労で破断してしまった。

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真ん中が金属疲労でぽっきり破断。

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アンチスノーブレードのプラスチック板でつながっているだけ状態。

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もう完全に再生不可です。

こんな壊れ方をするんですね。

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昨年、太尾塞尾根ルートの太尾塞跡手前の激登りを土踏まずに取り付ける4本爪タイプのアイゼンで登った時には、引っかかりがなく足が滑って登りにくかったのが、先日この6本爪アイゼンで登ると、前爪のおかげで、靴の滑りが少なくなって登り易かった。

6本爪アイゼンの爪は小さいけれど、案外効果が高いことを実感してたので、金剛登山ではこればっかり使ってたけれど、使い始めて4年目で破損となった。

アイゼンつけた状態で走ってたから、その影響もあるかも。

これのおかげで、初見の金剛山の夜景にたくさん出会えました。

お役目ご苦労さん、という気持ちです。(´ー`)

このアイゼンについては、過去の二つ記事にしています。

2011/01/07 アイゼン

2012/01/20 6本爪アイゼンが故障か

追記

壊れたのは左足用アイゼンだけかと思いきや、右足用アイゼンの前爪も破損していた。

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前爪が見事にぽっきりと折れている。

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金属疲労って怖いですね。

冬山と普段のお供にハクキンカイロ

氷点下の気温でも、登山中は湯気が出るほど体は熱いのですが、一旦休憩したり金剛山山頂に着いて夜景撮影を始めると、体を動かさなくなるので体がどんどん冷えて寒くなるので困ります。

夜景撮影の舞台である夜の山は、同じ気温の昼間より寒く感じるから不思議です。

金剛山で夜景撮影を始めて5年が過ぎ、金剛山山頂なら夜間でも凍えることなく行動できる服装が見つかりましたが、もっとガッツリと暖かくなる方法がないかと探していたら良いものがありました。

ハクキンカイロ株式会社製のハクキンカイロ。

たしか、じいちゃんが使ってた記憶があるから、ずいぶんと昔から造られている製品のようです。

購入した商品名はPEACOCK mini (18時間保温タイプ)

ちなみに、商品説明は本家のサイトよりも、「ハクキンカイロ非公式ファンサイト」の方が詳しい。

どこか異国情緒あふれる外箱のデザインには、堂々のmade in japanの文字が誇らしい。

箱の中には、所有欲をくすぐるクロームメッキ製のハクキンカイロ本体に、燃料を注ぎ込むタンクと、カイロ本体を入れる袋が梱包されています。

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上記のハクキンカイロPEACOCK miniの他にハクキンカイロ PEACOCKとハクキンカイロ PEACOCK GIANT があります。

違いは本体の大きさと保温時間の長さで、PEACOCK miniが18時間。 PEACOCKが24時間。 PEACOCK GIANTが30時間のようです。

私の場合は朝に注油して使い始めて夜には消えてくれた方がいいのと、本体の小ささや薄さからPEACOCK miniを左右用として2個購入しました。

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空気穴が孔雀が羽を広げた様子らしい。なるほどね。

燃料はハクキンカイロ専用ベンジンの他に、zippoの用のオイルやホワイトガソリンが使えるので、荷物を減らしたい登山では液燃ストーブと燃料が共用できる点がいいです。

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ハクキンカイロ本体を分解すると、左からタンク、火口、フタに分かれます。

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ハクキンカイロを使用するためには、まず燃料注油から始めます。

火口を取り外し、注油カップを取り付ける。

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注油カップに燃料を入れる。

この時、燃料をこぼしやすいので注意が必要です。

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注油カップ一杯半で18時間保温出来るようなので、注油カップ一杯なら12時間保温される計算になる。

私が使っているハクキンカイロは火口をより発熱するように改造しているので、感覚的には規定量の一杯半の燃料で保温時間は約8~10時間といった感じです。

火口改造の記事は2013/01/28 at 11:01 PMの記事を参照ください。

ハクキンカイロのベンジン臭を軽減するには?

注意 : 改造は自己判断です。当方は一切の責を負いません

ハクキンカイロに注油タンクを取り付けて、燃料をそそぎ入れる。

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注油タンクに燃料を入れたら、タンクを回転させればカイロ本体に燃料が流れ込む。

取扱説明書には、「注油タンクを90度回転させると、ベンジンがカイロ本体に注入される」と書かれていますが、90度回すと勢いよく注油されて注入口の脇から燃料を溢れ出るので、タンクの回転量で注入速度を調整するといいですよ。

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注油が終われば本体を逆さにして燃料が溢れでないことを確認した後、火口をカイロ本体に取り付けます。

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火口にライターやマッチの火を当てると、白金の触媒作用による酸化発熱が始まる。

火口が燃えているように見えますが、取扱説明書によると、”PEACOCKカイロの発熱原理は、ベンジンを直接燃やすのではなく、気化したベンジンがプラチナの触媒作用により徐々に酸化発熱する化学カイロです。” とあります。

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実際には上記の写真のように火口が赤く見えることはありません。

この写真は、火口の酸化作用の様子がわかりやすいように、部屋の灯りを一瞬点灯させた後消灯して、部屋を真っ暗の状態で8秒間火口の光を重ねて撮影をしています。

下の写真は、火口の酸化加熱の様子をより分かり易く撮影しています。

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見るからに使い捨てカイロとは違い、圧倒的に暖かそうな火口の光です。

太陽の恩恵のない氷点下の夜にはこのカイロはきっと役に立つでしょうね。

撮影データ

ISO : 125

シャッタースピード : 13秒

補助光 : パソコンモニターの光と別室照明の漏光

自宅では石油ファンヒーターの設定温度を18度にしても足が冷たかったのが、このカイロをレッグウォーマーに安全ピンで取り付けて使うと、足の冷えはなくなったし、石油ファンヒーターの設定温度も14~15度で十分暖かいです。

灯油代が高いこの頃、家計にも優しいハクキンカイロは買ってよかったと思える一品です。

使ってみると手放せなくなるカイロですが、やはり使い捨てカイロに押されてかハクキンカイロを売っている所が少なくなったので、手っ取り早く欲しければ、ハクキンカイロ オンラインショッピング を利用すると便利です。

このカイロは、使い捨てカイロと違ってゴミの発生が極限に少ないので、とってもエコな製品といえますね。

金剛山の夜景を写したカメラ

金剛山の夜景を写してきたカメラを、上から使用してきた順に並べています。

※写真はメーカーのホームページから引用しました。

カメラはいずれも中古で購入したもので、コンパクトデジタルカメラは約5000円ぐらいで購入し、デジタル一眼は15,000円ぐらいと25,000円ぐらいで購入しました。(レンズとも)

すべて生産が中止している世代遅れのカメラですが、写し出される画像は現役そのもので、新品に拘らない私にとっては、高性能なカメラが格安で購入できるありがたい時代といえます。

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富士フイルム製 FinePix F11

夜景撮影はこのカメラから始まった。

街の夜景と比較して圧倒的に光量が足りない山の夜景を、工夫しながら撮影してきた相棒と言えるカメラで、ピント合わせの技術やシャッタースピードの設定など、夜景撮影に必要なテクニックはすべてこのカメラで会得した。

富士フイルム製 FinePix F30

FinePix F11と比べて技術の進歩を感じさせてくれたカメラ。

夜景撮影時の色が見たままにより近く表現されるようになり、ピント合わせがやり易くなったのが印象的だった。

第一線を退いたが、日常撮影ではサブとして使用している。

ニコン製 D70

デジタル一眼の実力に触れることが出来たカメラ。

金剛山山頂から直線距離で200km以上ある白山・大汝峰・七倉山の頂きを撮影したカメラがこれだ。

富士フイルム製 FinePix F100fd

現在(平成24年2月現在)の主力カメラ。

いつも持ち歩いているカメラで、日常の美しい構図から昼の登山の記録を撮影。

比叡山から見た夜景を撮影したカメラがこれだ。

ニコン製 D200

現在(平成24年2月現在)の主力カメラ。

夜景撮影専用で、夜間登山の際には悪天候以外は三脚とともに必ず担いで登っている。

撮影イメージが的確であれば、それに応えてくれる頼もしい存在。

今までで一番長く使っているカメラかもしれない。

世代遅れのカメラとはいえ、どれも高感度撮影を難なく行えますが、夜景撮影でのISO設定は100~320までで、稀に400を使う程度です。

これは私の撮影方針を低感度・長時間撮影として、高感度ノイズのない滑らかな夜景画像を第一としているからです。

ただ、記念撮影をしてあげるときは、ブレが発生しないギリギリのところを狙ったISO設定にします。(ブログ掲載を目的とする場合は、人物修正の手間を省くために、ブレが発生しやすい低感度・長時間撮影にしています)

PLEPS ピープス バックカントリーザック (旧モデル)

ピープスといえば、雪崩に遭遇した際の救助活動に使用されるビーコンが有名ですが、救助活動に使用されるゾンデ・ショベルなどの資材を持ち運ぶためのザックが販売されています。

左右非対称に配されたグレー地と黄色という色使いと、天袋に縫いつけられた黄色地の山形模様が、

PLEPS (ピープス) のバックカントリーザック モデル名:PLECOTUS 36 (プレコトス36)

旧モデルの特徴と言えます。

天袋は左右のベルトで固定されて、サイドパネルのベルトはスキー、スノーボードなどの長尺物を取り付け易いように、アルミ製のフックで掛けられています。(このベルトは意外と重宝します)

サイドファスナーを下ろすと1気室のザックが大きく開き、荷物の出し入れが簡単に素早くできます。

ザックに小物入れが付属されていて、ベルクロで本体に取り付けされている。

小物入れ 拡大。

フロントパネルのファスナーを開けると、ショベル・ゾンデ用が収納し易いように、ポケットが縫製されている。

防水ファスナー

生地は厚手でかなり丈夫な印象をうける。

天袋

天袋も防水ファスナーになっている。

肩ベルトのパットは厚みは薄いので、重い物を詰め込んで長期間縦走するような使い方には向いていません。

無線機器を取り付ける部分に、サブのヘッドライトをアタッチメントを使用して取り付けている。

ウエストベルトも、肩ベルト同様にパットが薄い。

グローブをしていても操作のやり易いウエストベルトのバックル。

たまたま購入したピープスのザックですが、使い勝手が良く大変重宝しています。

山道具屋でピープスのザックを販売しているのを見たことがありませんので、実物を目にする機会がないことから、これらの写真で生地の質感やファスナーの具合についれ参考になればと思います。

ただ、このザックは旧モデルなので、生地の質感が変わっているかもしれません。

 

バックカントリーザックのカタログ記事はこちら

モンベルとスノーピークのアイゼン比較

モンベルとスノーピークのアイゼンを比べてみる。

左がモンベル製。右がスノーピーク製。

画面左が踵側。画面右の矢印方法がつま先側にります。

モンベルは8本爪に対してスノーピークは6本爪。

その他の違いは、黄色い丸で囲った爪の位置。

モンベル製は、爪がつま先側にあるのに対してスノーピーク製は踵側にある。

しかし、軽アイゼンレベルで爪の本数や位置が変わるとどのような違いが現れるのか私には分からない。

二つのアイゼンで決定的に違うのは、ベルトの取り付け方法。

モンベル製は本体の外側から引っかけるのに対して、スノーピーク製は本体の内側から引っかけるようになっている。

(この角度だと、爪の位置関係がよくわかる)

はたしてベルトを引っかける方法はどちらが良いのか?

取り付けやすさは、ベルトを外側から引っかけるモンベル製の方が圧倒的に簡単だ。

スノーピーク製で採用されている、ベルトを内側から取り付ける利点は何か考えると、ベルトが不用意に外れ難いということだろう。

これはどちらの方法を優先するかは考え方次第だけれど、私は取り付け・取り外しが簡単な、外側から引っかける方法が良いので、スノーピーク製ベルトのフックの取り付け方法をモンベルと同じ方法に変更することにした。

なを、これは私の使い方ですので、メーカーの出荷状態から変更する場合は自己責任でやって下さいね。

 

アイゼンのお手入れ

モンベルの6本爪アイゼンは今季で4シーズン目となり、爪の先が丸くなってきたので先端を削ることにした。

爪の先を少し削っただけで、先端が鋭角になり凍結路面に食い込みやすくなったと思う。

でも、間違ってもアイゼンを取り付けた靴で踏まれたくないな~。Σ( ̄□ ̄|||)