初日の出を見るために登って来た人達のなかで、3人の若いお兄さん達がカセットコンロでお湯を沸かしていた・・・
一家に一台はあると思われるカセットコンロ。
オール電化住宅にお住まいでも持っている家庭は多いだろう。
コンパクトで火力も強いので、色々な場所で使われていることと思う。
しかし、冬の金剛山となると話は別だ。
「雪上で初日の出を見ながらカップラーメンを食べたら面白いんとちゃうか」
と考えたのかは知らないが、わざわざ金剛山の山頂までカセットコンロを担いで登って来ていた。
おっさんになると、「ソレ用に売っているモノはそれなりにイイ」と言うことを学習するので、カセットコンロを担いで金剛山に登ろうとは思わないけど、こういうのを見ると若さだな~と思ってしまう。(´∀`)
これが春夏秋ならば、なんら問題なくお湯が沸かせて、カップラーメンを美味しく頂けたことだろう。
しかし、冬の金剛山では、その大火力を発揮することができない。
氷点下の世界でカセットコンロを点火させても、火がどんどん小さくなり、レバーを全開の位置にしても火力が大きくなることはない。
しかも、お兄さん達が使っている蓋のない小さな片手鍋では、鍋の水が沸騰するのかもわからない状況だ。
お兄さん達は、とりあえずこのお湯が沸いたら一人が先に食べて、残り汁に水を足したら時間短縮になるんじゃないか、と言うようなことを話している。
そんなことをしたら味が混ざって変になるんじゃないの?
それに、その方法でも3人分のお湯が作れるのか?
ここはおっさんの出番と思い、今沸かしているお湯をカセットボンベにかけるか、カセットボンベを片手鍋のお湯につけるかしたらいいよ、とお兄さん達にアドバイス。
ついでに、液ガスの気化と外気温がどうとか説明してあげたけれど、ボンベを外してお湯をかけて元に戻すと、大火力復活。
「うぉ~」(;゚∀゚)
お兄さん達大喜び。
とりあえず一人分のお湯が出来たようなので、その場を離れたけれど、3人ともカップラーメンを食べれたのかな。
楽しい思い出になってくれればいいね。
そーなんですよね・・・ホンマにそーなんですよ(笑 ちょっと考えたら解る話。。。
簡単なことでも、知るきっかけがないと分からないもので、私も気温によってガス缶を使い分けるのを知ったのは、ずいぶんと後になってからです。
それにしても、若い人たちの行動力には感心しますわ。
燃料を温めるのは気化させるためには基本なのはわかっていても、
私は逆に何度くらいのお湯までなら爆発しないかと考えてしまって躊躇してしまいます。
気温が60℃になるようなところでは使わないようになど書かれていたりするだけに
ちょっと怖いです。
山用ボンベならネオプレーンの入れ物に入れるなどして冷え対策はするのですが。
フリーライトチャージャー(A-6800)価格:¥4,725(税抜¥4,500)
http://www.epigas.com/products/accessories.html
というアクセサリーが気になっているいるのですが、いいお値段しますので
お湯をかけるのが安上がりで手っ取り早いですね。
屋外の仕事でプロパンガスの大きいボンベを使っている人達が、バーナーの炎を
直接ボンベに当てて温めているのを見たことありますので、お湯をチョロットかける
ぐらいなら問題ないと思っています。(自己責任)