夜の山を経験する

中高年の登山がブームとかで、山道具のお店に行くと、いつも大勢お客さんがいるように思います。

近場の山だと、私がホームグランドとしている金剛山、葛城山、二上山。

少し足を延ばせば大峰・台高や武奈ヶ岳・蓬莱山。

さらにはアルプスや、富士山と、それぞれに山の魅力は尽きません。

しかし、山は楽しい半面危険が伴う場所ともいえ、不幸にして遭難して死に至ることもあります。

それは標高の高い山は危険で低い山は安全とはいえず、どんな山でも、山は危険と言えます。

現に低山に分類される金剛山でも、所々に遭難碑のようなプレートが埋め込まれているのを見かけますので、慣れた山と言えども気を引き締めて登山をする必要があります。

不幸にして山で亡くなると、「故人は好きだった山で死ねたのは本望でしょう」というようなことを小説か何かで見たように思うのですが、これ、当人は絶対にそんなことを思っていないと私は確信します。

不幸にして遭難して死に至るような事態に陥った場合、怖くて、不安で、悔しくて、悲しくて、家族に申し訳ない気持ちで死んでしまうことでしょう。

なぜそんな風に思えるかというと、夜の山を歩くと山の怖さを身に沁みて感じます。

山で道に迷って夜になってしまったら。

あたりは暗闇で、ライトがなければ自分の手も見えません。

知っている山で自分から夜の山に分け入っても怖いのに、遭難で見知らぬ場所で身をさらし、時間とともに命の火が細くなっていくと考えるのはとても恐ろしいことです。

夜の山を知っていれば、「絶対山では死ねない」と強く思います。

今歩いている場所が夜になるとどう変化するか、そのような考えで目の前の景色を見ると、「山は安全に楽しもう」と強く考えるようになるような気がします。

より安全に登山をするという心構えのために、比較的安全に夜間登山が経験できる金剛山で、夜の山を経験するのは有りではないかと考えるようになりました。

無論、金剛山でも夜間登山をするには危険なルートがありますが、千早本道や念仏坂ルートなら道に迷う恐れもまぁないでしょう。

金剛山で夜の山を歩いているときに、「万が一道に迷って遭難してしまったら、こんな暗闇に身をさらすんだ」ということを体験するると、登山をするときの安全に対する考え方が大きく変わると思います。

自然の中を歩き、山頂から見える雄大な景色を楽しむのは登山の魅力ですが、危険も伴いますので、安全を重視した登山であってほしいものです。

しかし、夜の山と言っても、山小屋やテン場じゃそういう怖さは感じないかもしれませんね。

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