7月16日~17日 夜間登山

夜間登山をする度に、休憩用にテントを持って登りたいと思っていた。

昼間なら捺印所横の売店や香楠荘が営業しているので、食事やお茶で体を休めることができる。また、香楠荘ならお風呂に入ることもできるが、夜間登山だとそういったお店は営業時間外なので利用することが出来ない。だが、テントを持って行けば撮影の合間に休憩ができるので、夕焼けから朝焼けまで通しでの撮影がやりやすくなるなと思っていた。

テントは15年以上前に購入してたものを押入れから引っ張り出してきて使うことにする。しかし、山用ではないので少々というか、かなり嵩張る。どうやっても35Lのザックに入らないので、ザックに括りつけるることにした。

テントの他に食料や水等をザックに詰めるとかなり重い。これに三脚とデジタル一眼がトドメをさすように肩に食い込む。久しぶりの登山でペースは上がらないし、夜でも暑いので汗が大量に吹出す。なんだかんだで1時間15分ほどかけて千早本道を登った。

久しぶりの国見城址広場から見える大阪の夜景だが、午後9時台だというのに以前と比べて暗く感じる。やはり節電でライトアップや電飾看板が消灯されているのだろうか。

震災と原発事故を境に夜間の照明のあり方が変わったようで、以前のような、光の絨毯を敷き詰めたような夜景が見られることはもうないだろうな。

山頂で遅めの夜食作りに取り掛かる。

といっても、レトルトのカレーとレンジでチンするご飯をお湯で温めるだけという簡単さ。この日のために買ったプリムス製 イータ エクスプレス「EtaExpress」という、ジェットボイルをバラにしたようなクッカーに、水とレトルトカレーとパックのご飯を入れて火をつける。さすがお湯が沸くのが早い早い。沸騰したあとは弱火にして14分間放置。

気温は19℃。夜には虫もほとんど寄ってこないので、ゆっくりと夜景を見ながら食事とビールが楽しめた。

この写真のためだけにGUINNESSのグラスを持って行きましたよ。

夏の朝は早い。午前4時には、もうあたりがうっすらと明るくなり始めている。

金剛山山頂と書かれた看板の前に立つと、見慣れた風景だが、何かが違う事に気がついた。そうだ、下界の光が見えないんだ。

空が明るさを増すに連れて初めて見る光景が浮かび上がってきた。眼下には雲海が広がっているのだった。

雲に包まれることが多々ある金剛山で、眼下に雲海が見るというのは珍しい光景だ。

今度は葛木神社東側のブナ林から撮影するため。移動を開始する。

夫婦杉を超えて葛木神社に出ると目の前がオレンジ色に輝いている。

葛木神社東側のブナ林に立つと、思わず「すげ~」という言葉がでた。

今までに見たことのない光景が広がっている。

それにしても、なんという神々しい眺めだろうか。

また一つ、新たな金剛山の姿を見ることが出来て嬉しい。

空が明るさを増してきたが、葛木神社の境内は杉の大木に囲まれているので、まだ薄暗さが強く残っている。

杉の木の間からは、空よりもまだ明るく輝いている月が見える。

午前5時10分。太陽が登り明るくなると撮影はもう終わりだ。

早朝登山の人達とすれ違いながら下山をし、金剛山でのテント泊は終了した。

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7月16日~17日 夜間登山」への6件のフィードバック

  1. お久しぶりです。
    ついに金剛山でテント泊が実現されたんですね。
    それにしても雲海はスゴイです。
    夜登さんにしか撮れない写真がまた一枚増えましたね。

  2. ホントお久しぶりです。
    夜間登山のようなスタイルでは、テントという休憩出来る場所があると精神的に随分と楽に感じましたので、これからはテント持参が増えそうです。

    金剛山から見る雲海は感動し、改めて金剛山の素晴らしさを感じました。

    登山ルートの豊富さ。
    四季折々の美しい風景。
    眼下に広がる大都会の風景。
    200km以上先までも見通せる立地。

    金剛山の近くに住んでいる幸運に感謝です。

  3. Twitterの方でも拝見していましたが、
    改めて拝見するとやっぱりすごいですね(雲海のこと)。
    葛城山の向こう側に雲海だなんて、
    ちょっと想像だにしなかった光景です。
    生で見たらもっと綺麗だったことでしょう。
    夜登さん、よっぽど日頃のおこないがよいのでしょうねw

  4. ご存知のとおり、葛城山の向うには生駒山にかけて連なる稜線が
    見えるのですが、一面雲海で生駒山が隠れてしまっている景色は
    初めて見ました。それはそれは感動しました。

    この葛木神社 ブナ林の場所といのは、背後に神社がある影響なのか
    日の出前には神々しいほどの光に包まれる場所なんです。
    一の鳥居の方向にある木々のすき間からは、オレンジ色の光が
    差し込み、昼間では想像できない色へ変化します。

    これはぜひ早起きして見て欲しい景色ですね。

  5. 凄い景色です・・・・
    最近は金剛山から遠のいてますが、また山中泊に行かねばと思いますね。

    夜景の見えない真っ暗な山頂広場に朝日が差してきて・・・
    うーーん想像しただけで興奮しますね。。

  6. この撮影が出来たのも、前回中村さまと登ったときに山頂でご馳走になったことが大きいです。
    カロリーメイトのような行動食ではない、普通の食事のすばらしさ。
    この前の経験がなければ、恐らくテントを持って登ろうとは思わなかったです。

    金剛山は馴染みのありすぎる山ですが、夜間に関しては知られていない美しい
    風景がまだ沢山あると思います。
    そんな気持ちに山が素敵な眺めをプレゼントしてくれたんだと思っています。

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