アイゼン

冬の金剛登山では、アイゼンを必ず持って行くようにしましょう。

アイゼンがないと、登りは何とか登れても下りでは滑って危険な状態になります。

学生の頃の耐寒登山しか知らなかった時には、「アイゼンなんかいるの?」と思い、10本爪や12本爪のアイゼンをしている人を見ると、「金剛山程度で大げさな」と思っていたのでした。

しかし、冬の金剛山を何度か経験すると、アイゼンの必要性を感じられずにはいられません。

現在アイゼンは6本爪を一組と、4本爪を一組半所持していますが、この一組半というのは、1月3日の登山で子供が左側を紛失したので、4本爪のアイゼンはピノプラン製とモンベル製の2種類を所持してることになります。

2種類の4本爪アイゼンの設計思想に思いをやると、取り付け易やと確実性のバランスに腐心していることが感じ取れます。

まず、4本爪アイゼンについてはデザインが完成されたものであるといえるので、爪のある鋼製部分は、ピノプラン製とモンベル製ともに形状が似ており、ベルトの素材と固定方法で違いが見られます。

まずは、片方を紛失した ピノプラン製 アイゼン。

布製のベルト部分にマジックテープを縫いつけて、アイゼンの取り付けやすさを実現しています。

実際に使ってみると、脱着が簡単に出来ますので、アイゼンの取り付けや取り外しの判断をすぐに下せるメリットを感じます。

しかし、脱着のやりやすさを実現したマジックテープですが、雪の中で取り外してから再度取り付けを行う場合、このマジックテープ部分に雪が付着して、マジックテープの結合力が弱くなるというのがピノプラン製アイゼンの最大の欠点とも言えます。

そのため、雪の中を歩いているときにいつの間にかアイゼンが外れてしまうということがあり、年明けの登山では、捺印所前で一つ拾い、香楠荘前で一つ紛失したのでした。

次に紛失したアイゼンのかわりに購入したのが、モンベル製の4本爪アイゼン。

よく見ると、4本爪ではなくて6本爪になっています。しかもさすがモンベル、成形したゴムバントに鋼製のフックと、企業規模の違いを感じます。

しかし、使っていないのであくまで想像ですが、ピノプラン製に比べてアイゼンの鋼材に厚み少し薄いことと、爪が鋭角になっているので、念仏坂ルートのようなコンクリート舗装された道を歩くと、爪の部分がすぐに丸くなるように思えます。

また、ゴムバンドは張力の調整が緩いと、いつの間にか外れそうなところが気になります。

それにゴムバンドに一体成型された鋼製フック部分の強度の気になるところで、この鋼製フックからゴム製ベルトがスッポ抜けそうな気がするのは、気のせいだけにして欲しいところです。

追記(平成25年1月19日)

その後、モンベル製のアイゼンを何度も使用しましたが、フックが外れると言うようなトラブルはありませんでした。

付け外しがやり易く、とても使いやすい印象でした。

さて、最後に6本爪のモンベル製のアイゼン。

なんだかんだ言って、コレが一番脱着のやりやすさと固定の確実性にバランスの優れた商品だと思っています。(個人的感想)

昨日、モンベル鳳店に行ったときには布製ベルトしか陳列していませんでしたが、私が持っているのはプラスチック製ベルトで、私はこちらの方が好みです。

広く配置された6本爪が実現する安定した歩行感覚は、念仏坂ルートのようなコンクリート舗装された所でも不安なく歩けます。

そして裏面に配置された、着雪防止板など、やはり長く使っている製品はそれなりの良さがあると実感します。

追記2

こちらの6本爪アイゼンの不具合について、2012年1月20日「6本爪アイゼンが故障か」で記事にしています。

追記3

このアイゼンが壊れましたので、 2013年01月22日 アイゼンの寿命 で記事にしています。

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アイゼン」への6件のフィードバック

  1. ピノプラン製は毎年改良されている感じで、
    最新型はかなり薄くて強度は同じで軽量だそうです。
    ちなみにピノプラン製はマジックバンド(ベルクロ)の部分だけで、
    金属部分は国産有名ブランド「SNOW PEAK」製です。
    マジックアイゼンには2種類あって、
     ・マジックアイゼン(本体重量158g) 2,000円
     ・クロモリ鋼マジックアイゼン(本体重量133g)2,500円
    があります。
    モンベル製は土踏まず部分が樹脂のギザギザがついているので
    雪団子ができないのですが、
    ピノプラン製は雪団子防止プレートはオプションです。500円
    さらに安定度を向上させるために、
    バックストラップというオプション600円もあります。
    雪団子防止プレートはクロモリマジックアイゼン専用です。
    ぜんぶオプション付きで買うと・・・3,600円
    モンベル製よりだいぶ高くなりますね。
    6本爪アイゼンは夜登さんのものと同じのを持っていますが、
    前にモンベルの製品開発をテレビでやっていて、
    6本爪アイゼンの改善アイデアが社員から出てきていてて、
    今のものよりより着脱が容易なものに改善されたものを発明され、
    それを製品化することに決定したという内容でした。
    ちなみにそれは製品化されてリリースされました。
    ご参考まで。

    • 今季のように大量に雪が降ると、金剛山はアイゼンが必須だと痛感します。
      最初の頃はアイゼンの重要性を理解していなかったので、何回も滑って転けましたから、学生の頃に先生が、「アイゼン」「アイゼン」と言ってた意味を、ようやく理解したところです。

      簡易アイゼンを購入するのですが、簡易なだけあっていつの間にか片方だ無くなることが多く、早朝登山の人が「片方なくなった」と言っているのを聞いたことがありますので、近頃は簡易アイゼンは消耗品と割り切るようにしています。

      でも、モンベルのプラスチックベルト6本爪タイプは外れませんので、優秀だと感心します。

      「SNOW PEAK」、またまた知らないメーカーです。本体をよく見ると、SNOW PEAKと刻印がされていました。
      しかし、山道具に関することは、あらゆることにお詳しいですね。

  2. お邪魔します

    アホな僕はアイゼンを3つも4つも持っています。
    4本はスノーピークとピノプラン・マジックアイゼン
    6本はカジタックスとマウンテンダックス
    12本はブラックダイヤモンドとグリベル(行方不明中)
    さらに本日モンベルの6本タイプ(クイックフィット)を購入しました。
    しかし残念ながら足は2本しか持ってません。

    モンベルのクイックフィットは操作性抜群と感じましたよ。
    もう少しコンパクトに収納できれば言うことないんですが・・・。

    • 私も3種類のアイゼンを使ってみて、それぞれの良さや欠点が見えてきたような気がします。気軽なマジックアイゼンに、コンクリート舗装路でも歩きやすいモンベルの6本爪アイゼン。
      でも、今季のような大雪を経験すると、10本爪や12本爪のアイゼンだったら便利なんだろうなと思います。そして、夜のツツジ尾谷を登って、二ノ滝をライトアップして撮影したいものです。

  3. 「ぜひご一緒させてください」
    ここでこの言葉を言うと、もれなく、本当にお誘いしますよ。(笑)

    え~っと、ツツジ尾谷ルート入り口は立ち入り禁止らしいので、千早本道から登って5合目を過ぎた所から二ノ滝に分岐ですね。

    なになに、今週末は寒波到来で、二ノ滝の氷瀑が期待できそうですね。

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